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胃がん

このような症状にお悩みではないですか?

  • 体重が減り続ける
  • 全身がだるい
  • 貧血のような症状が見られる
  • 食事摂取量が減る
  • 心窩部に不快感や痛みがある
  • 血が固まったような黒色便が見られた
  • 長い間お腹が張り続ける
  • 吐き気が2週間以上起きている
  • 腹痛
このような症状にお悩みではないですか?

このような症状は胃がんによって引き起こされている場合があります。胃がんは早く見つけて治療すれば治癒できる疾患です。少しでも気になる方は一度当院にご相談ください。

胃がんについて

胃がんは胃粘膜にある細胞ががん細胞となり、それが無秩序に増加して発生します。

早期には目立った症状がないことも多いですが、そのままにしておくと気づかないうちに進行し他臓器へ転移していることもあります。2020年の国立がん研究センターの報告によると、日本での部位別のがんが原因の死亡者数では、胃がんは男性では2番目で、女性では5番目となっています。
最近では、胃がんの発症の仕組みや原因、有効な予防法、早く見つけるための手段なども研究により明らかになってきています。胃がんは、早く見つけて治療を開始できたら治癒が期待できます。

胃がんの原因

胃がんの原因として次のようなものが挙げられます。

ピロリ菌感染

ピロリ菌感染は胃がんの代表的な原因だと考えられています。ピロリ菌はらせん形をした細菌で胃粘膜に棲みついており、炎症を発生させます。ピロリ菌に感染した粘膜は長期的に炎症が起こり、胃がんを発症する危険性が高まります。ピロリ菌は除菌治療で除去可能で、除去が成功すると炎症の再発の抑制、慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍など様々な疾患の発症を防げます。

ピロリ菌について

生活習慣の乱れ

ストレスやタバコ、食物繊維不足や塩分の摂り過ぎなどの食習慣によって胃がんに繋がります。無理のない範囲で運動を行い、しっかりと寝てバランスが取れた食事をするようにしましょう。

胃がんの診断

はじめに症状をお聞きして、胃がんの可能性がある場合は胃カメラ検査を実施します。

胃カメラ検査について

胃カメラ検査では、口からスコープを挿入して食道、胃、十二指腸の病変を確認します。病変部位を直接目で見て確認できるとともに、病変部の組織を採取して病理検査を行うことで確定診断もできます。胃がんの発見には不可欠な検査です。

胃カメラ検査について

胃がんの治療

胃がんの進行状況次第で治療方法は変わります。
代表的な治療方法は次の通りです。

①内視鏡検査を用いた切除手術

内視鏡を用いて胃の粘膜をリアルタイムで確認しながら、非常に微細ながんでも切除可能な手法です。胃粘膜表面にあるがんと付近の組織をはぐように切除します。初期の胃がんに対して用いられます。

胃カメラ検査について

②外科的手術

胃全体、もしくは胃の一部を摘出します、病期が少し進んでいる胃がんに対して用いられます。

③化学療法

抗がん剤を用いる治療法で、飲み薬と点滴のいずれかの方法で投与します。数多くのお薬が胃がん治療に用いられますが、胃がんの進行度に応じて選べるお薬が異なります。外科手術を行う場合も手術の前後で化学療法を実施する場合があります。

④放射線療法

進行した胃がんや再発した胃がんなどに対する補助的な治療として用いられます。

当院の内視鏡検査の特徴

「胃カメラ検査を1回受けたが咽頭反射が苦しかった」、「スコープを口から入れるのはしんどそう」など、胃カメラ検査に対して良くないイメージがある方も多いでしょう。
このようなネガティブなイメージをお持ちの場合、しっかりと鎮静剤を用いて検査を行います。検査は、経験豊富な女性の内視鏡専門医が行っています。胃カメラ検査を受けたことがない方や苦手意識がある方も、ストレスなく胃カメラ検査を受けていただけるよう配慮いたします。